<新型コロナ>五輪会場の自治体関係者ら 感染拡大に危機感「有観客が影響」「無観客避けたい」 静岡

2021年7月29日 07時57分
 東京五輪が日本人選手のメダル獲得で盛り上がる一方で、全国の新型コロナウイルス感染者が、一日として過去最多を更新した。自転車競技が有観客で行われている静岡県東部でも二十八日、新たな感染確認が相次ぎ、自治体関係者らは危機感を強めている。 (篠塚辰徳、渡辺陽太郎)
 「有観客に踏み切った影響は当然ある」。ロードレースのコースの御殿場市でビジネスホテルを経営する男性は話す。開催日の今月二十四、二十五日は沿道に多くの観客が集まり、ホテルにも首都圏の客が多かったという。「コロナ禍で迎える怖さはあったが、経営は苦しく難しい判断だった」
 マウンテンバイクとトラックの開催地、伊豆市。市オリンピック・パラリンピック推進課の森嶋哲男課長は「さらに感染拡大すれば無観客になる恐れがある。それだけは避けたい」と話す。
 競技開催日、市は会場へのシャトルバスが発着する伊豆箱根鉄道修善寺駅に「おもてなしエリア」を設営し観客に記念品やうちわを渡している。既に終了したマウンテンバイクでは多くの客が喜んで受け取り、地域のPRに手応えを感じていたところだった。
 森嶋課長は「日本人のメダルが期待される来月実施のトラックや市内の児童・生徒が観戦予定のパラへの影響が心配」と話した。
 沼津市は今月、既に複数のクラスター(感染者集団)が発生、一日二桁の感染者が出る日が頻繁にある。JR沼津駅前ではボランティアが五輪の観客を案内しており、頼重秀一市長は会見で「受け入れる側は感染防止のガイドラインを順守する。来られる方も居住自治体の出しているガイドラインを順守してほしい」と訴えた。

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