男子は林大地、女子は木下桃香…サッカー日本代表に勢いもたらす選手たち

2021年7月29日 10時34分
 サッカーの日本は男女とも2大会ぶりの8強入りを決め、女子は30日にスウェーデンと、男子は31日にニュージーランドとそれぞれ準々決勝で対戦する。1次リーグを3連勝で首位通過した男子に対し、女子は1勝1分け1敗で辛くも3位通過と対照的ながら、「勢い」をもたらす選手の存在が決勝トーナメントは欠かせない。(唐沢裕亮)

日本―南アフリカ 後半、シュートを放つ林=22日、味の素スタジアムで

 1次リーグでは、男子はFW林(鳥栖)が前線で光った。主軸として期待された上田(鹿島)が万全でなかったこともあり、初戦の南アフリカ戦と続くメキシコ戦で先発出場。得点はなかったが、相手のパスコースを限定したりボールを奪うために前線で献身的に走る。日本の攻撃の下支えとして、ゴール前ではボールキープで相手DFを引きつけ、2列目の久保(レアル・マドリード)や堂安(PSVアイントホーフェン)が前を向いて仕掛けるプレーにつなげる。
 当初はけが人などが出た場合に選手を入れ替える「バックアップメンバー」として選出された4人の一人だった。今大会はコロナ禍の特例措置で各チームの選手登録枠が当初18人から22人に増えたことで、正式メンバー入りした。

日本―チリ 後半、ゴールを決めた田中㊥とともに喜ぶ木下㊨=27日、宮城スタジアムで(AP)

 カナダと引き分け、英国に敗れて崖っぷちだった女子は、チリに勝って辛くも8強入り。チリ戦は18歳のMF木下(日テレ東京V)が後半21分から出場し、積極的なドリブルからの仕掛けや鋭いシュートでチームに勢いをもたらした。木下も女子のバックアップメンバーだった一人。1996年アトランタ五輪に17歳で出場した澤穂希に次ぐ日本女子史上2番目の若さでの五輪デビューだった。
 かつて木下の指導にあたった寺谷真弓アカデミーダイレクターは、日本女子の歴代メンバーになぞらえ、「澤、阪口(夢穂=みずほ)レベル」と断言。クラブ内では「澤2世」とも呼ばれる。チリ戦で一緒にピッチに立ったエースの岩渕(アーセナル)は「今後、なでしこを代表する選手になってくれる」と期待。大舞台を経験した木下は「ゴールやアシスト、結果を残さないといけない」と飽くことがない。

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