「手を打たないと深刻な事態に」 緊急事態宣言は神奈川、埼玉、千葉も追加、コロナ1都3県で過去最多6469人

2021年7月29日 21時06分
 東京、神奈川など1都3県の新規感染者数は29日、過去最多の6469人となり、全国の感染者数の6割近くを占める。緊急事態宣言の発令を国に要請した神奈川、埼玉、千葉の3県では病床使用率が急上昇しており、「これまでの対応では限界だ」という声も上がる。
 新規感染者が2日連続で1000人を超えた神奈川県では、軽症・中等症用の病床使用率は急上昇している。県はコロナ患者を受け入れている病院に、軽症・中等症用の病床の拡大を要請しているが、7月と同じペースで感染者が増えれば、8月には満床になるという。
 黒岩祐治知事は国への要請後、「神奈川は医療崩壊直前だと西村(康稔)大臣に伝えた。1都3県を面として対策をとることが大切だ」と話した。
 埼玉県の病床使用率は28日時点で53.1%。人口10万人あたりの療養者数が72.0人となるなど、四項目で緊急事態宣言発令の目安となる「ステージ4」の指標を超えている。
 「これまでの対応では限界だ」と強い危機感を示した大野元裕知事は要請後、「(宣言が発令されないと)医療の提供体制が極めて厳しい状況になっていく」と述べた。
 千葉県では千葉市や東京近郊での感染拡大が顕著となっており、28日に新規感染者数が過去最多の577人になった。年代別では感染者の半分近くを20~30代が占め、確保病床使用率は同日時点で47.5%と、50%以上を基準とする「ステージ4」に迫っている。
 熊谷俊人知事はこの日、「ワクチン接種が進んでいることを考慮しても、厳しい状況に近づきつつある」と緊急事態宣言の必要性を強調した。(志村彰太、飯田樹与、太田理英子)

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