柳家小三治 珠玉の23演目CDに 「新しい自分 出てくるんじゃないか」

2021年7月30日 07時13分

胸中を語る柳家小三治=東京都内で

 人間国宝の落語家、柳家小三治(81)が二十枚組みCDボックス「昭和・平成 小三治ばなし」発売記念のイベントを東京都内で開いた。
 小三治は三月、腎機能の治療などのため入院。四月中旬に退院し、五月二十一日に高座に復帰した。今回のイベントでは滑稽噺(ばなし)「錦の袈裟(けさ)」を披露し健在ぶりを示したほか、CDの京須偕充(ともみつ)プロデューサー(78)とのトークでも来場した約六百人のファンを楽しませた。
 終演後、報道陣に対し「これから何をどう考えてやりだすのか、私にも分かりません。もしかして今日の高座でおしまいかな、ということをいつも思っています」と胸の内を明かした小三治。一方で、「新しい自分の在り方というのが出てくるんじゃないかという希望、よし、やってやるぜ、というものがでてきたんです。だから、このところ、とても楽しい」と芸の深化に意欲をにじませた。
 二十一日に発売されたCDボックスは、一九八〇年代〜九〇年代、東京・上野の鈴本演芸場と下北沢・本多劇場で開催された独演会から、えりすぐりの二十三演目を収録した。三万八千五百円。 (ライター・神野栄子)

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