<くらしの中から考える>都会派? 田舎派?(みんなの声)

2021年7月30日 07時48分
 お店や会社が集まる都会と、自然が豊かな田舎。それぞれの生活の違いや移住をテーマにした二日の記事には、多くの子どもたちから反響がありました。趣味や将来の夢から住みたい場所を考えたり、現在暮らす地域の良さを見つめ直したり。さまざまな意見の中から一部を紹介します。

◆都会 情報が得やすい/田舎 生活の知識つく

 愛知県知立市の知立小学校からは四年生三十人が意見を寄せた。「都会派」の八ケ婦桜さん(10)は「お店や会社がいっぱいあって、暮らしやすい」とメリットを強調。竹内楓さん(9)は「静岡県熱海市の土砂崩れが怖かった」と感じ、山から遠い都市部がいいと思ったという。
 一方、川釣りが好きという大沢佳也君(9)は「きれいな川がたくさんあり、魚もおいしい」と田舎を支持。都市部での新型コロナウイルスの感染拡大を気にする声もあり、谷口愛穏さん(9)は「都会はスーパーなどが近くにあるが、感染リスクが高いと思う」とつづった。
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 愛知県豊田市の挙母小学校からは五、六年生十四人の意見が届いた。将来、スイーツ関係の仕事に就きたいという六年の大森朝陽さん(11)は「もし仕事を変えたいと思ったら、都会は選択肢がたくさんある」と指摘。一方で、六年の加藤彩葉さん(11)は「人と助け合い、生活を乗り切る知識がつく」と田舎暮らしの良さを見いだした。
 六年の木村彩月さん(11)は「店や電車が少ない田舎は不便」と捉えつつ、「都会で狭い家に住むのも嫌」と感じる。「豊田市のように、少し都会だけど緑が多いところに住みたい」
 「情報格差」に注目したのは浜松市の新津中学校一年の増井凜さん(13)だ。全国版の天気予報だと浜松の情報が出てこず、「東京か名古屋のどちらを参考にしていいか悩む」といい、情報が得やすい都市部に暮らしたいと考えた。
 愛知県刈谷市の日高小学校五年、小野田桜子さん(11)は、コロナ禍で今年行くはずだった林間学校が中止に。都市部ではできない飯ごう炊飯を楽しみにしていたといい、「自然いっぱいの田舎に行ってみたい」と思いをはせた。
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 市街地と農地が混在する地域の子ならではの意見も。同県蟹江町の蟹江中学校一年、五十嵐陽裕さん(12)は同町を「都会寄りの田舎」と紹介。「散歩したいときは農道を歩き、買い物をしたいときはスーパーに行ける便利な場所」と地元への愛着をにじませた。
 同県一宮市の大和中学校二年、伊藤可南子さん(14)も、同市を「都会と田舎の面を持つ合わせ技の街」と表現。高速道路が近くて便利で、習い事の選択肢も多い。一方で、水田を泳ぐカモの姿を見るのも好きといい、「故郷を気に入っている」と結んだ。

◆どんな生活したいか考えて

 私は人口1万人の小さな町で育ち、これまで名古屋市、津市などに住みました。「住めば都」といいますが、食べ物、自然などそれぞれ魅力がありました。テレワークやネット通販が普及した今、住む場所の自由は広がっています。どこに住んでどんな生活をしたいか、自分で考え、実現していくことが大事になりそうです。 (熊崎未奈)
 2日の紙面は「生活部コラボ企画」から「今月のテーマ」で、ご覧になれます。

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