小池知事「ですから、五輪はステイホームに一役買っている」 尾身会長の懸念を否定 

2021年7月30日 16時00分
小池百合子知事=30日、都庁で

小池百合子知事=30日、都庁で

 新型コロナウイルスの感染者が連日最多を更新している東京都の小池百合子知事は30日の定例記者会見で、東京五輪が感染を拡大させる要因の一つになっているのではとの専門家の指摘に対し「オリンピックはステイホームに一役買っている」と強調し、感染拡大への影響を否定した。
 五輪をめぐっては、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が29日の国会で、感染拡大を進める要因として「夏休み、お盆、さらにオリンピック」と列挙し、東京五輪の開催が人出の増加に影響しているとの懸念を指摘している。
 会見では、記者が、尾身氏の発言や実際に競技場周辺に人が集まっていることへの見解を尋ねた。これに対し、小池氏は「このところ(テレビの)視聴率が20%を稼げるコンテンツはなかなかない。実際に(五輪が)20%を超える視聴率を上げていることは、テレビでご覧になっていることを示し、ステイホームにつながっている。ですからオリンピックはそういう意味でステイホームに一役買っているし、またそれが選手への声援にもつながっていると思う」と強調した。
 さらに「会場の周りに(観客が)おられるといっても、そう何万人といるわけではないと思う。数えてください。そういうことでオリンピックは皆さんに閉塞(へいそく)した状況の中でスポーツから得られる勇気、感動を与えると同時にステイホームにも一役買っている、という考え方ではないかと思っている」と指摘。
 「ちょうど夏休みの期間だがご家族で小人数でそして、いつものメンバーでオリンピックの選手の皆さんを応援していただいて、それによって人流を下げる効果が出てくれば と思っています」と続けた。
 さらに記者が「オリンピックの開催が外出を呼び起こす誘因となっているのかの指摘はどうか」と五輪開催が若者らの気の緩みにつながっているのではと再質問した。これについて、小池氏は「それはむしろ分析していただければと思います」と記者側にボールを投げ返した。

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