「五輪観戦でステイホーム」パンダ親子で呼び掛け 小池知事会見のバックボードに登場

2021年7月30日 17時23分
 

記者会見する小池百合子知事。背後にはステイホームを呼び掛けるパンダが。

 東京都の新型コロナウイルスの感染が3日連続で3000人台となる中、30日に開かれた小池百合子知事の定例会見のバックボードとして上野動物園で誕生した双子のパンダと母親のシンシンがテレビ観戦する絵柄とともに「五輪も STAY HOME」のメッセージが登場した。
 専門家からは、五輪によって国民に感染拡大の危機感が伝わりにくくなっているとの指摘が出ているが、小池知事は「オリンピックはそういう意味でステイホームに一役買っている」と主張。パンダ親子を使った呼び掛けは、小池氏の訴えの後押しになる?
 知事のバックボードには「この夏 最後の”STAY HOME ”」のメッセージとともに、テレビで五輪を観戦したり、テレワークや食事をするパンダ親子が描かれ「五輪も STAY HOME」「お仕事も STAY HOME」「お食事も STAY HOME」と呼び掛けている。
 夏休み期間の感染抑止を呼び掛けようと、29日のモニタリング会議後の取材から知事のバックボードとして登場した。
 五輪をめぐっては、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が29日、国会で、感染拡大の要因として、市民のコロナ慣れや自粛疲れ、感染力が強いデルタ株の増加、夏休み・お盆期間を列挙した上で「さらに五輪がある」と指摘している。
 しかし、この日の会見で尾身氏の指摘についての見解を問われた小池氏は、五輪のテレビの視聴率が20%を超えていると指摘。「ですからオリンピックはそういう意味でステイホームに一役買っているし、またそれが選手への声援にもつながっていると思う」と強調した。さらに「ご家族で小人数で、いつものメンバーでオリンピックの選手の皆さんを応援していただき、それによって人流を下げる効果が出てくれば」と呼び掛けた。
 一方で、記者が「オリンピックの開催が外出を呼び起こす誘因となっているのかの指摘はどうか」と五輪開催が若者らの気の緩みにつながっているのではと再質問すると、小池氏は「それはむしろ分析していただければと思います」と多くを語らなかった。
 

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