<新型コロナ>茨城県で過去最多の222人感染 県は緊急事態宣言要請を検討 大井川知事「早急にブレーキ必要」

2021年7月30日 20時28分
茨城県庁

茨城県庁

 茨城県と水戸市は30日、新たに222人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者が200人を超えたのは初めて。28日の194人を上回り、過去最多を更新した。大井川和彦知事は30日に臨時記者会見を開き、県内の感染状況が急激に悪化しているとして、国に緊急事態宣言の適用を要請する方向で検討に入ったことを明らかにした。8月3日に最終判断するとしている。(保坂千裕)
 大井川知事は「緊急事態宣言が出されている都県と比較しても、遜色ない状況にまで悪化してきている。非常に危機的な状況」と強調した。
 県によると、直近1週間の新規陽性者数は871人(1日当たり124人)で2週間前の3・2倍。病床稼働数は29日現在、181人で2週間前の1・9倍に増加している。いずれも東京都と比べて増加のスピードは速い。
 感染状況を判断する国の6つの指標で見ると、療養者数と新規陽性者数の2指標が最も深刻な「ステージ4」に当たる。ほかの指標も、ステージ4に近づいている。「ステージ4」は緊急事態宣言発令の目安になる。
 県は、今後もこうした同様な状況が続けば、医療崩壊が起きかねないとして、緊急事態宣言の前段階のまん延防止等重点措置を飛び越し、宣言の発令が必要と判断した。大井川知事は「(ステージ4の)指標を待っていては間に合わない可能性が出ている。早急にブレーキをかける必要がある」と指摘した。
 県は、このペースで感染拡大が進めば、8月15日には、週平均の1日当たりの新規陽性者数は412人、病床稼働数は784床になると推計している。県内で確保できる病床は最大600床の見通しで、入院が必要な人が適切な治療を受けられない恐れが出てきた。
 一方、県独自の「感染拡大市町村」に30日、土浦市や古河市など16市町が指定され、不要不急の外出自粛や飲食店の営業時間短縮などの要請を始めた。期間は8月12日まで。

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