池袋マルイ 44年の歴史に幕 来月29日閉店 「さよなら大感謝祭」開催中 客からのメッセージ掲示

2021年7月31日 06時43分

8月29日で44年の歴史に幕を下ろす池袋マルイ=いずれも豊島区で(丸井グループ提供)

 池袋駅西口近くにある豊島区西池袋三の商業施設「池袋マルイ」が八月二十九日で、四十四年の歴史に幕を下ろす。イベントやセールを展開する「さよなら大感謝祭」が開かれており、高橋雄一店長(54)は「ご愛顧いただいたお客さまと、支えてくれた地域に感謝したい」と思いを込める。(中村真暁)
 同店は一九七七年に開店。八階建てビルの地下一階〜七階に衣料品や雑貨、化粧品売り場などが入る。近年は近隣商業施設との競争激化やネット通販の普及で客足が鈍っていた上に、建物の老朽化でビル所有者が建て替えを検討していることもあり、閉店を決めた。
 大感謝祭では地元の発展に役立とうと、社会に貢献できる企画を展開している。三十日には、創業五年未満の区内中小企業による「起業家チャレンジ出店」が始まった。創業支援などに取り組む同区への提案で実現した企画で、アクセサリー販売などの八店が八月一日まで商品や事業をPRする。
 客が店への思いを付箋に書き込み、掲示できるコーナーもあり「二十代のころ働いたので、本当にさみしい」「私のおしゃれを助けてくれてありがとう」「今の主人と三十一年前に初めて買い物に来ました」といったメッセージが壁一面に並ぶ。高橋店長は一枚ずつ読みながら「愛されてきたと分かり、目頭が熱くなる。あと一カ月、喜ばれる商売をしていく」と語った。

壁一面に張られたメッセージを紹介する高橋雄一店長

 大感謝祭は閉店まで続ける。八月七、八両日には、缶詰など日持ちがするもので、食べないまま家庭で眠っている食品を客から寄せてもらう「フードドライブ」もある。常温保存可能で未開封、持ち寄った時点で賞味期限まで二カ月以上あることが条件。集まった食品は区を通じて、子ども食堂などに提供される。大感謝祭の詳細は同店ホームページから。 

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