英語パンフレットは山積みのまま…海外メディアの姿まばらな自治体PRブース

2021年7月31日 12時00分
全国の自治体などが代わる代わる出展する東京都メディアセンターのPRブース=東京都千代田区で

全国の自治体などが代わる代わる出展する東京都メディアセンターのPRブース=東京都千代田区で

<取材メモ>
 地元の売りを伝える英語パンフレットは山積みのままだった。「正直、もう少し来てもらえると思っていました」。北関東の自治体職員の女性は力なく笑った。
 東京・有楽町のビルにできた東京都メディアセンター。取材拠点として利用する海外メディアに、日本文化を発信してもらおうという場でもある。着物や風呂敷、かるたなどが並べられ、政府や自治体が観光地や名物をPRする。しかし、入国制限で来日は激減した。
 オンラインの発信を軸にしたものの、ぽつんとするスタッフや展示物は、物悲しい。1つの自治体がブースを設けられるのは2日間で、この間に女性のブースを訪れた海外メディア関係者は4人だけ。「地元で海外メディアに会う機会は皆無に近い」と話す。コロナと五輪で世界の視線を嫌でも集める東京で、目を向けてもらうことに懸命な地方の存在を思い出した。
 北関東にはあまり詳しくない。足元を見つめようと、パンフレットを2種類受け取った。日本語版の山は低かった。英語版もそうなってほしいと願い、手を伸ばした。(米田怜央)

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