<新型コロナ>あすから緊急事態宣言 知事「最大限の危機感」 千葉県、31日までの「措置」発表

2021年8月1日 07時19分

「今起きている感染爆発はこれまで経験したことのない規模だ」と危機感をあらわにする熊谷知事=県庁で

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言発令が決まり、千葉県は七月三十日、全県での酒類提供停止を柱とする緊急事態措置内容を発表した。飲食店を含む商業施設などには、原則午後八時までの時短営業を要請する。感染急拡大を受け、熊谷俊人知事は「爆発的な増加のスピードで、最大限の危機感を持っている。最後の我慢の期間となるよう、ご協力をいただきたい」と呼び掛けた。発令期間は八月二日から三十一日まで。(太田理英子)
 緊急事態措置では酒類の終日提供停止に加え、初めてカラオケ設備の全面使用停止も盛り込んだ。酒類とカラオケ設備を提供する飲食店とカラオケ店、結婚式場には休業を要請。いずれも提供しなければ午後八時までの時短営業を認める。
 劇場や遊園地などのイベント関連施設も原則午後八時までの営業とし、イベント開催時などは午後九時まで可能とする。人数制限は五千人以下で、収容定員の50%以内。
 飲食店への協力金も一部見直す。現在、まん延防止等重点措置の適用区域の中小企業は一日当たりの支給下限額を三万円としているが、宣言発令後は全県で下限額を四万円に引き上げる。大企業には現行通り、一日当たり上限二十万円を支給する。
 感染者の半数近くを二十〜三十代が占めている状況を受け、若者に向けたワクチン接種の推奨や、感染リスクの高い行動の抑止を訴える啓発活動も始める。
 県内では七月三十日、一日の新規感染者数が過去最多の七百五十三人を記録。熊谷知事は「この感染状況では重点措置で行動変容を促すには限界がある。緊急事態宣言しか選択肢はなかった」と述べた。
 感染急拡大が続いた場合、一般医療や救急医療を大幅に制限する「フェーズ4」の医療体制に移行することも示唆。
 「フェーズ4になれば、命に関わる疾病や事故に最善の医療を提供できない可能性が出てくる。危機的状況を認識し、感染防止活動にご協力を」と訴えた。

◆緊急事態措置の主な内容

 【事業者への要請】
酒類とカラオケ設備を提供する飲食店、カラオケ店、結婚式場に休業要請。提供しなければ、午後8時までの時短営業
 【飲食店への協力金】
中小企業は1日当たり4万〜10万円、大企業は1日当たり上限20万円
 【劇場、遊園地、博物館などの制限】
収容は5000人以下、定員の50%以内。原則午後8時までの時短営業(イベント開催時などは午後9時まで可)

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