スタジアム周辺で密集 カシマ 五輪サッカー男子・日本代表戦 「屋外でも感染リスク高い」

2021年8月1日 07時20分

サッカー男子日本代表選手たちを乗せたバスに向かって、大声でエールを送るファンたち=鹿嶋市の県立カシマスタジアムで

 茨城県立カシマスタジアム(鹿嶋市)で三十一日、東京五輪のサッカー男子日本代表が準々決勝でニュージーランドと対戦した。新型コロナウイルスの感染拡大により、無観客で開催されたが、試合前にはサッカーファンがスタジアム周辺に集まり、一部では密集する場面も見られた。
 「地元での日本代表戦なので、絶対に勝ってほしい」。カップルだという神栖市の男性会社員(39)と女性会社員(34)は、スタジアムの周りで写真を撮っていた。
 この日の試合開始は午後六時だったが、午後三時前から日本代表のユニホームを着たファンが、スタジアム入りする選手たちを待ち構えた。
 午後四時ごろに、日本代表選手を乗せたバスがやってくると、日の丸や日本代表のシンボルマーク「八咫烏(やたがらす)」を描いた旗を持った五十人以上が、道路沿いに並んだ。一部は肩が触れるほど密集しながら、「頑張れ」「勝ってくれ」と大声でエールを送っていた。
 選手たちを見送った鹿嶋市の無職女性(67)は「せめて応援はしたいとの気持ちで来た。家に帰って観戦する」と話した。試合は日本がPK戦の末、ニュージーランドを退けた。
 一方、ここ最近、感染者が爆発的に増えていることについて、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、要因の一つに「五輪」を挙げている。
 また、東京都のモニタリング会議で七月二十九日、国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師が、競技場の周辺で大勢が集まり、応援していることを挙げ、「屋外であっても、密集・密接して大声で応援することは、感染リスクが高いことを啓発する必要がある」と指摘した。(松村真一郎)

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