板飛び込み・寺内健「強くなれていると確信」コロナ感染乗り越えた40歳、いざ個人戦へ

2021年8月1日 23時23分
シンクロ板飛び込みでの日本の坂井、寺内組の演技(AP)

シンクロ板飛び込みでの日本の坂井、寺内組の演技(AP)

 男子飛び込みの寺内健(ミキハウス)が7月28日の男子シンクロ板飛び込みで、夏季五輪では日本勢最多タイとなる6度目の五輪出場を果たした。新型コロナウイルスの感染を乗り越え、40歳で迎えた今大会。8月2日は個人種目の板飛び込みに臨む。

◆順風満帆だったが昨年夏に異変

 「もっと衰えた状態で臨むかと思ったが、強くなれていると確信している」。シンクロ種目を終えて寺内は演技について手応えを語った。
 2019年7月の世界選手権のシンクロ種目で全競技を通じて日本勢の内定1号になり、同年9月のアジア・カップで個人の代表権も獲得。だが、新型コロナウイルスの感染拡大が顕著になった昨年の夏、自らも異変を覚えた。

◆入院中もオンラインで後輩にアドバイス

 数日間の入院生活を送る中、ビデオ会議システムを使って後輩と交流した。「誰も欠落させない」とコーチの発案で設定された機会。トレーニングに励む後輩に指示を出しながら、「チームとして競技ができていることに支えられた」と刺激を受けた。
 当時は「通常の2、3割しか練習できなかった」と下半身の筋肉が衰え、飛び板の上ではねる感覚が薄れていたが、復調させようと地道に練習に打ち込んできた。今年5月のワールドカップで実戦復帰の予定だったが、シンクロ種目のペア坂井丞(ミキハウス)の体調不良で欠場。そのため、今回の東京五輪が19年9月以来の実戦だった。
 「どうしようもない緊張感」だった過去5大会と比較し、自国開催の五輪は「地に足がついた緊張感」と精神面も落ち着いている。持ち前の堅実な演技を個人種目で披露したい思いだ。 (磯部旭弘)

関連キーワード

PR情報

スポーツの新着

記事一覧