<新型コロナ>昨年、自殺者3年ぶり増 「不安やストレス」神奈川県分析

2021年8月2日 07時21分
 神奈川県は、昨年一年間の県内の自殺者は千二百六十九人(前年比百九十三人増)と、三年ぶりに増加したと発表した。県は「新型コロナウイルスの感染拡大による不安やストレスの増大が原因と考えられる」と分析。県が受け付けた相談事例と合わせて今後、傾向を詳細に分析して対策に生かす。
 人口十万人当たりの自殺者数は一三・八人で、全国的には京都府(一三・七人)に次いで二番目に少なかった。男女別では、男性が八百十一人(同七十九人増)、女性が四百五十八人(同百十四人増)だった。
 遺書などから判明した理由別(重複あり)では、持病の悪化や精神疾患などの「健康問題」が最多の四百七十二件、生活苦や雇用不安などの「経済・生活問題」が百七十七件、家族間トラブルなどの「家庭問題」が百七十一件などだった。
 県は相談窓口として、こころの電話相談=フリーダイヤル(0120)821606と、無料通信アプリ「LINE」を使った「いのちのほっとライン@かながわ」を運営している。担当者は「新型コロナの影響で、周囲との交流が途絶えて精神に不調を来したり、将来を悲観したりするケースが多い。テレワークが進んで家庭問題につながることもある。悩んだらまず相談してほしい」と話している。(志村彰太)

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