「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」 9月18日開幕 府中市美術館

2021年8月2日 08時12分

ルーラント・サーフェリー<神の救済に感謝するノア> ランス美術館蔵 ©Reims, Musee des Beaux−Arts−photo Christian Devleeschauwer

 古今東西の動物を描いた絵画を紹介する展覧会「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」が、9月18日から府中市美術館で開催される。
 本展は「ふしぎ」「かわいい」「へそまがり」のキーワードに沿って作品を展示。「ふしぎ」は、動物に感じる神性や畏怖を表現した作品、「かわいい」は、愛らしさが特徴の日本の動物画、「へそまがり」では、不格好でありながらどこか心に残る絵画を、それぞれ紹介する。

(左)伊藤若冲<象と鯨図屏風>(左隻) (右)同(右隻) MIHO MUSEUM蔵

 また、テーマごとに東西の作品を取りまぜ、「動物を描く」という営みの歴史や背景の違いを探っていく。展示では、俵屋宗達、尾形光琳、伊藤若冲(じゃくちゅう)ら日本画家の作品と、モロー、ルドン、ゴーギャンら西洋画家の作品を並べて見せ、違いが分かるようにしている。
 さらに、展示室には「子犬の部屋」と称した子犬の絵ばかりを集めたコーナーも設置。円山応挙や長沢芦雪(ろせつ)ら、日本画家が描いた数ある子犬の絵から、極め付きの「かわいい」作品をよりすぐって紹介する。

円山応挙<子犬図>(部分)

 本展は、日本で古来親しまれている「動物の絵」をさまざまな角度から見られる構成で、動物好きならずとも必見の展覧会だ。
 同展は十一月二十八日まで開催。毎週月曜休館(九月二十日は開館し、翌二十一日休館)、展示替えあり。一般千円、高大生五百円、小中生二百円。問い合わせはハローダイヤル=(電)050(5541)8600=へ。

<私のイチオシ!>描いたのだ〜れ?

徳川家光<兎図>(部分)

 「家光」の絵を見たことがありますか? そんな絵師知らない…。いえいえ、ご存じ徳川3代将軍です。絵筆をとることが武士のたしなみだった時代、家光は現代的な「ゆるい」センスに通じる、独特の動物の絵を描きました。本展では、その作品群を一挙に紹介。家光は自作の絵をどう思っていたんだろう? 周囲の反応は? いろいろ想像はふくらみます。お殿さまの絵をお見逃しなく!(文化事業部 千代祥平)

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