「大谷選手生む 環境を」 10年ぶり高校生議会 教育や社会問題など、生徒29人が提言 栃木県足利市

2021年8月3日 07時54分

若者らしい活発な提言が続いた高校生議会=足利市役所で

 「大リーガー大谷翔平選手を生むスポーツ環境を」−。足利市内の高校生が市議会議員となって市に提言する十年ぶりの高校生議会が一日、足利市議会本会議場で開かれた。市内九校から「立候補」した高校生議員二十九人は若者らしい自由な発想で伸び伸びと意見を述べていた。(梅村武史)
 市政への関心を高めてもらおうと市議会が発案し、市制施行百周年の記念事業として開催した。質問時間は一人五分。観光や文化、新型コロナ対策、教育、社会問題など多岐にわたり、早川尚秀市長ら市執行部が万全の準備で答弁に臨んだ。
 多かったのは地域活性化への提言。「国道50号沿いに道の駅を誘致しよう」「ミニ四駆イベントをやれば人が集まる」「大学誘致を」−など。市側から前向きな回答を引き出していた。
 市が進める「映像のまち」事業への関心は高く白鷗大足利高二年、吉村真衣さんは「テレビドラマで地元が映るのは誇らしい。下ろされた商店街のシャッターに作品ポスターを貼ろう」。歴史好きという足利清風高三年の山口寛人さんは「市の歴史と文化を最大限に活用して。足利学校に歴史ファン結集」と提案した。
 副議長を務めた足利短大付高三年の島田紗希さんは米国で活躍する大谷選手へのあこがれを口にし、夢を実現できるスポーツ環境の整備を要望した。その他、交通安全や空き家対策、性的マイノリティー、若者の投票率向上など社会問題に切り込む提言も多かった。
 高校生議会は最後に「自動車に依存しない生活への誘導」「若者や学生が立ち寄りたくなるまちづくり」などを盛り込んだ「九校の提案」を採択、閉会した。同提言は九月定例会で決議される見込み。
 答弁を終えた早川市長は「若者の真っすぐな意見は貴重。大いに参考にしてまちづくりを進めます」と感謝した。

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