<新型コロナ>神奈川県知事「このままでは搬送先がないですよ…ということに」 自宅・宿泊療養者、最多の7911人 

2021年8月3日 14時29分
黒岩祐治知事

黒岩祐治知事

 神奈川県は二日、新型コロナウイルスに感染し、自宅や宿泊療養施設で療養する人が一日に七千九百十一人となったと発表した。七月二十九日に一月十五日の五千五百五十七人を上回り過去最多となった後も連日過去最多を更新し、わずか三日間で一・四倍に急増した。病床も徐々に逼迫し、搬送先の調整に時間がかかる「入院待機者」も増えている。
 療養者の内訳は、自宅が七千五十八人、宿泊施設が八百五十三人。宿泊施設はまだ八百人分の空きがあるが、一日には百二十一人の入所待機者が発生した。一施設が一日に受け入れられる人数に限界があるのが原因で、八月中にも複数の宿泊療養施設を確保する。
 重症化しにくい若年層の感染者が多いこともあり、自宅療養者のサポートは現時点で滞りなくできているという。血中酸素飽和度を測る「パルスオキシメーター」の貸し出しにも余裕がある。しかし、さらに増え続ければ業務が追いつかなくなることを警戒する。
 また、一日現在の入院患者は九百二十八人で、「最大確保病床」千七百九十床の半分を超え、「ステージ4」(爆発的感染拡大)の基準(50%)に達した。入院先が患者の自宅近くで見つからないケースも増えているという。
 今のところ遅くとも翌日には搬送できているが、今後、数日かかる事態を予想し、宿泊療養施設としている「横浜伊勢佐木町ワシントンホテル」(横浜市中区)に設置した、入院待ちの患者が一時的に滞在し、酸素投与を受ける「かながわ緊急酸素投与センター」の運営を来週中にも始める。
 黒岩祐治知事は「救急で搬送されるのは新型コロナ患者だけではない。このままでは、熱中症などになっても搬送先がないですよ、ということになりかねない」とコロナの感染防止対策を呼び掛けた。(志村彰太)

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