「戦時中と同じ」「責任感強い子ほど疲弊」…埼玉県のツイート「子どもが感染防止リーダー」に批判殺到

2021年8月3日 20時51分

「子どもたちが感染防止リーダー」に関する埼玉県庁のツイート

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令を受け、子どもたちに家庭内の「感染防止リーダー」となるよう促す埼玉県の取り組みに対し、会員制交流サイト(SNS)を中心に「子どもの利用だ」と批判が集まっている。
 「リーダー」は、子どもたちが日ごろ学校で行っている感染防止の取り組みを、夏休み中も家庭内で自発的に実践してもらい、家庭内感染を抑えるのが狙いという。3度目の緊急事態宣言の発令が決まった先月30日、県は対策の1つとしてツイッターに投稿した。
 今月3日時点で約500件の「いいね」が付く一方、「なぜ子どもに押しつけるのか。修学旅行などさんざん我慢させられている」「戦時中と同じ」「責任感の強い子ほど疲弊する」「のびのび育つことが大切。撤回して」との批判や、子どもではなく「大人が見本になるべきだ」と指摘するコメントが相次いでいる。
 県には電話やメールでも「子どもに監視させるのか」などの意見が寄せられたという。
 大野元裕知事は3日の記者会見で「学校でしていることを家でもすることで、子どもたちが家庭で人の命を救う役割を担うことはとても良いことだ」と述べた。県担当者は「発信の仕方を検討したい」としている。(飯田樹与)

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