コーヒー豆自家焙煎 手網振り好みの味に

2021年8月4日 07時32分

(上)が生豆で(下)が焙煎した豆

 食後のコーヒーが欠かせない。特に夏はアイスがおいしい。コーヒー豆を少し多めに挽(ひ)いて、紙フィルターで抽出し、冷蔵庫で冷やして飲んでいる。日ごろは焙煎(ばいせん)された豆を使っているが、「自分で焙煎したら、もっと楽しめるのでは」と思い、挑戦してみた。
 用意したのは、生豆、金属製の焙煎用手網、軍手、焙煎した豆を冷やすための扇風機、計量器など。生豆はニカラグア産にした。手網と生豆は通販で購入した。

焙煎用の手網。底が凹凸になっているので、揺らすと豆が踊って、満遍なく煎ることができるはずだが…

 手網に生豆30グラムを入れる。換気扇をつけ、ガスこんろを中火にして、遠火で手網を左右、時には前後に揺らす。豆全体に均等に熱が伝わるようにするためだ。すぐに白い煙が出始め、網の中の豆が「パチン」「パチン」とはぜ始める。中をのぞくと、豆は薄皮が焼きはがれ、焦げ茶色のいい感じの色になっている。ここまで3分ほど。火を止め、すばやく扇風機の前に置いて、強風で冷やした。
 生豆をはじめ、コーヒー用品などを扱う「フレッシュロースター珈琲(コーヒー)問屋」商品・経営企画部の柴崎仁さんは「常に手網を揺らして、豆に均等に火が通るようにするのがコツです」と話す。
 煎(い)った豆を量ってみると25グラム。焙煎が不均等なのか、豆の色は濃淡ふぞろいだが、多少はしょうがない。何度か繰り返せば、腕は上がりそうだ。実は最初3回ほど失敗してしまった。濃いめのコーヒーが好きなので、深煎りにしようとして、煎りすぎてしまい、ほとんど炭になってしまったのだ。
 「直(じか)火の場合、弱火の遠火でじっくり煎ると、豆の芯まで火が通って、また違った味わいになります。焙煎後2、3日経過すると風味が落ち着きますので試してみてください」と柴崎さん。
 焙煎した豆を挽き、紙フィルターに落として、熱湯を注いだ。これまで何度も繰り返した日常の行為がいつもと違って感じる。煎りたてのコーヒーを口に含むとほろ苦く、心地よい香りと酸味が口の中に広がった。 (古庄英輔)
 ◇
 生豆は1キロ当たり1500〜3000円程度。珈琲問屋では、手軽に自家焙煎が楽しめる「ハンド焙煎器セット」も販売。送料別で1201円。(問)044・270・1440

関連キーワード


おすすめ情報