<新型コロナ>新規陽性者 直近1週間、川崎市最多2680人 市長「かつてない危機感」

2021年8月4日 07時37分
 川崎市の直近一週間(七月二十六日〜八月一日)の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数は二千六百八十人で過去最多を更新したことが、市の三日の発表で分かった。前週(千百五十六人)の二・三倍。会見した福田紀彦市長は「先週のフェーズ(局面)と今週は全く違う。患者数が激増し、医療調整も困難になってきている。いまだかつてない危機感を覚えている」と述べた。
 福田市長によると、三日朝の段階で、市内の重症病床三十床のうち二十八床が埋まった。二日時点の入院患者数も百六十二人と感染拡大の「第三波」を超えて過去最多となった。「患者の九割は高齢者ではない現役世代で、中等症が増えている。あすあさっての病床がどうなるか確定的なものを申し上げられない」と厳しい表情を見せた。
 入院対象を重症者らに限り、中等症のうち重症化リスクが低い人は自宅療養とする政府方針を巡っては「現時点でも入院が必要な人の待機は起きている。重症者が増えれば中等症のベッドは重症用に切り替えざるを得なくなる」と市内医療体制の現状を示し、「政府の話は方針転換ではなく、もう受け止められないという事実を伝えているにすぎない」と、現状追認との見方を示した。(安藤恭子)

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