<新型コロナ>ワクチン集団接種、神奈川県内29市町村で64歳以下に拡大 基礎疾患に関係なく

2021年8月4日 07時40分
 新型コロナウイルスワクチンの集団接種について、神奈川県内三十三市町村のうち二十九市町村が、基礎疾患の有無などにかかわらず六十四歳以下の人に対象を広げていることが、本紙の調査で分かった。残る四市は基礎疾患のある人などへの優先接種はしているが、それ以外の人の予約を受け付けていない。ワクチン供給量の見通しが立たずに予約枠拡大が難しい現状もあり、自治体の担当者は「国は明確な供給プランを示してほしい」と話す。(吉岡潤)
 川崎、逗子、厚木、海老名、山北、清川の六市町村は十二歳以上の全年齢での予約を受け付け、真鶴町は四日から二十〜三十九歳の予約を受け付け始め、全年齢で予約できるようになる。十六歳以上の松田町は十二〜十五歳に医療機関での個別接種を案内しており、事実上、全年齢が接種できる。それ以外の自治体も予約を受け付ける年齢を順次繰り下げている。
 独自策に取り組む自治体も。平塚市や中井町は夏休みを利用して十代の接種枠を設けた。平塚市の担当者は「秋以降の受験期に備えて希望者がいるのではないか」と話した。
 しかし、各担当者は「予約枠をどの程度とるか。計画が立てにくい」と声をそろえる。ワクチン供給量が減ったのに加え、若い世代がどれぐらい接種を希望するか不明で、地元以外での職域接種もあるためだ。
 一方、優先接種のみの四市は、横浜、横須賀、藤沢、座間。横須賀市は五日から五十六歳以上、座間市は九日から六十歳以上の予約を始める。担当者は「ワクチンさえ確保できれば打てる体制は整っている」ともらす。
 藤沢市はかかりつけ医による高齢者接種を進め、年齢が下がったところで集団接種で加速させる方針がワクチン供給不足でブレーキがかかり、六十四歳以下の移行に影響したという。
 横浜市は六十四歳以下の約二百四十五万人のうち、推計で約四十五万人に上る優先接種者への接種を継続中。それ以外の市民へは八月中に予約や接種の時期を通知するとしている。 

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