卓球男子団体、2大会連続の決勝逃すも張本智和がエースの働き 銅メダルかけて6日韓国と3位決定戦

2021年8月5日 00時50分
男子団体準決勝 ドイツ戦の第2試合でプレーする張本智和 =東京体育館で

男子団体準決勝 ドイツ戦の第2試合でプレーする張本智和 =東京体育館で

 東京五輪の卓球男子団体は4日、準決勝が行われ、日本はドイツに2-3で敗れ、2016年リオデジャネイロ五輪に続く2大会連続決勝進出はならなかった。銅メダルをかけて6日の3位決定戦で韓国と対戦する。

◆リオの水谷に変わるエースとして

 3時間を超える激闘の末に力尽きた。日本はエースの張本智和(18)=木下グループ=がシングルスで2勝したが、他の3試合を落とした。5年前のリオデジャネイロ五輪で果たせなかった金メダルへの道は途絶え、張本は「自分が勝っても、チームが負けたら悔しい」と言葉を絞り出した。
 水谷隼(32)=木下グループ=と丹羽孝希(26)=スヴェンソン=のダブルスの敗戦を受け、重圧のかかる第2試合。今大会の個人戦で銅メダルのオフチャロフと対戦した。第1ゲームを奪われたが、第2ゲームは武器のバックハンドレシーブをたたき込み、ジュースを制して13―11で取る。これで流れをつかむと、強化したフォアハンドも威力を発揮し、立て続けに3ゲームを連取した。
 第4試合は過去4戦全勝のフランツィスカにゲームカウント0―2に追い込まれ、「負けたら終わりだと気付かされた」。集中力を研ぎ澄まし、両ハンド攻撃を駆使して3ゲームを奪い返す逆転劇。最後は相手の返球がネットにかかるのを見届け、コートにあおむけに倒れ込んだ。
 銀メダルだったリオ五輪では水谷が大車輪の働きだった。今回、その役割は張本に託された。「張本の2勝が日本チームの鍵になる」と考えた倉嶋監督は、個の力で打開するオーダーに懸けた。世界ランキング4位の18歳が奮闘して想定通りの展開にはなったが、あと1勝が遠かった。
 6日の3位決定戦の相手は韓国。まだメダルの可能性は残されている。「泣いても笑っても最後の一戦なので、全ての力を出し尽くしたい」と巻き返しを誓った水谷。このままでは終われない。(磯部旭弘)

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