女子バスケットボール、初の4強入り「日本の未来へ、大きな一歩」積極守備&3点シュートでリズム

2021年8月4日 23時35分
 東京五輪のバスケットボール女子は4日、準々決勝が行われ、日本はベルギーに86―85で勝ち、初の4強入りを決めた。6日の準決勝ではフランスとメダルを掛けて争う。

ベルギーを破り準決勝進出を決め、喜ぶ林(前列左端)ら日本チーム=いずれもさいたまスーパーアリーナで

 前半の最大12点リードを追い付かれ、後半は13点のビハインドをはね返した。残り16秒、2点を追う場面で林(ENEOS)が3点シュートを沈めて日本が逆転。劇的な勝利に、選手たちは抱き合い、跳びはねた。男女を通じ初の五輪ベスト4を、ホーバス監督は「日本の未来に向けて大きな一歩だ」とかみしめた。

日本―ベルギー 第4クオーター、3ポイントシュートを狙う林(左)

 ベルギーの高さと技術に押された後半、タイムアウトで監督が「このチームはディフェンスから」と指示。言葉通り、日本は守備から勝利を引き寄せた。
 ボールを持った相手選手を2人で挟むダブルチームが、はまった。積極的に仕掛けて相手のリズムを乱し、じわじわと流れをつかむ。この日21得点の宮沢(富士通)、同じく19得点の高田(デンソー)が難しい3点シュートを次々と決めて食らい付き、最後の歓喜の瞬間につなげた。
 今大会、日本の柱だった渡嘉敷(ENEOS)は右膝の大けがで不在。さらに新型コロナウイルス禍で直前まで試合ができず、「何が相手に効くか分からなかった」とホーバス監督が言う暗中模索の強化だった。ふたを開けてみれば、足を止めない粘り強い守りと3点シュートを核としたスタイルは確かに効果を発揮し、欧州の強豪を上回った。
 14アシストでチームを動かした司令塔の町田(富士通)は「次があるので、涙は残してある」と堂々と語った。未到の準決勝も恐れる理由はない。確かな自信を胸に、メダルに挑む。(荒井隆宏)

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