「戦争の記憶と記録」追悼の場に 内幸町ホールで上映会 きょうから

2021年8月5日 07時06分

1953年公開の映画「ひろしま」©独立プロ名画保存会

 戦争に関する映画を上映し平和を考える「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭2021」が五日〜八日、千代田区の内幸町ホールで開かれる。今年一月の核兵器禁止条約発効を記念し、核兵器の被害を考える関連イベントも実施する。
 新旧さまざまな映画やテレビ放映したドキュメンタリー番組、朗読劇を計十作品集めた。一九五三年公開の原爆投下直後の広島を再現した映画「ひろしま」や、日本で今年公開された被爆者サーロー節子さんの活動を描いた「ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」、五四年に米国の水爆実験で被ばくした漁船「第五福竜丸」の事実を、新藤兼人監督が描いた同名映画などを日替わりで上映する。
 若い世代にも関心を持って考えてもらうため、六日の戦争と性暴力を題材にしたドキュメンタリー番組の上映後は高校生も登壇するトークショーを開く。八日にはアイドルグループAKB48の武藤十夢(とむ)さんが出演した映画「おかあさんの被爆ピアノ」の上映がある。
 映画祭は名称を変えながら毎年夏に開き、今年で十回目。主催する一般社団法人「昭和文化アーカイブス」の御手洗(みたらい)志帆代表理事(33)は「世の中の関心は東京五輪や新型コロナウイルスだが、戦争の死者を静かに追悼し祈る場所をつくりたい」と話す。
 緊急事態宣言中のため、客席収容人数は定員の半分。チケットは前売り千五百円、当日千八百円。七日の「桜隊」による朗読劇は完売している。予約は昭和文化アーカイブスのウェブサイト、一部は「イープラス」のサイトから。問い合わせは御手洗さん=メールshowa.archives@gmail.com、電090(7478)7507=へ。(神谷円香)

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