ヨガ×ラジオ体操=もっと健康 深い呼吸で全身運動「心身の不調改善」

2021年8月5日 07時36分

ヨガラジオ体操を楽しむ住民=6月、横浜市内で(ヨガラジオ体操普及協会提供)

 古くからあるラジオ体操に、ヨガの呼吸法と音楽を取り入れた「ヨガラジオ体操」を、三年がかりで考案した女性がいる。NPO法人「ヨガラジオ体操普及協会」(横浜市港南区)代表理事の山本房子(通称・モニカ)さん(65)。こうした運動法は全国的にも珍しく、山本さんは「ヨガラジオ体操を通じ、多くの人たちの心と体の不調を改善することができれば」と願っている。 (吉原康和)
 横浜市で社交ダンススタジオを運営する山本さんがヨガと出合ったのは九年前。歩けないほどの腰とひざの痛みに悩まされたのがきっかけだった。
 医師から手術をすすめられたころ、ヨガのインストラクターの資格取得のためにヨガの練習を始めると、腰とひざの痛みはうそのように治ったという。ダンスのように音楽のリズムに合わせて体を動かす有酸素運動を模索する中、考案したのが「FUSAKO式ヨガラジオ体操」だった。

ヨガラジオ体操を考案した山本さん。ねじりのポーズは、おなかまわりのリンパ改善効果が期待される=山本さん提供

 「体操といえば、まず頭に浮かぶのはラジオ体操。ラジオ体操は優れた全身運動で、それにヨガの呼吸法を取り入れました」と山本さん。
 「ゆっくりした深い呼吸を体の奥深くまで浸透させて、体全体の『気』の巡りを良くし、体内環境を整えます。ラジオ体操をより効果的な全身運動にしました」と解説する。
 ラジオ体操の動きをベースにヨガの呼吸法で、ゆったりと体を動かす。音楽は美しい旋律のピアノ曲。「モーツァルトの音域を活用した音楽の力で、自然と体が動き、身体と脳の活性化を促します」
 一日わずか五分間で、全身四百カ所の筋肉と関節を動かす。体が本来持っている免疫力が高まることで巡りが良くなり、新陳代謝アップや血流改善、柔軟性、ダイエット効果などが期待されるという。

(上)ラジオ体操にある大回転の動き。身体のゆがみを改善し、腰をほぐす効果が期待される (下)体側を伸ばす運動。リンパ促進、デトックス効果も=いずれもDVD「ヨガラジオ体操」から

 横浜市港南区に住むスーパーフードアドバイザー鈴木茜泉小(せいこ)さん(50)も長年の愛好者の一人。「ヨガとラジオ体操をコラボしたことで、年齢を問わず続けていけるし、音楽があるから自分のペースで楽しめる」と魅力を話す。
 新型コロナウイルスの感染拡大で今年四月、東京都内から栃木県日光市に移住した谷澤恵美さん(44)。もともとタイ式マッサージセラピストだったが、四年前にヨガラジオ体操のインストラクターの資格を取得した。「習い始めて体が柔らかくなり、冷え性も改善した。コロナが収束したら、この体操を全国に広めていきたい」と意欲的だ。
 協会では、新型コロナの感染対策をしながら横浜市港南区のスタジオハーモニーでレッスンを実施。自宅でできるオンラインレッスンは、月千円の会費で月十六回まで受講できる。
 また、ヨガラジオ体操の呼吸法や体の動かし方を解説したDVD(三千円、税抜き)を販売中。自治体の健康講座や企業の健康イベントに講師を派遣する企画も行っている。詳しくは同協会のホームページ、もしくは同協会=電045(847)3380=へ。

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