都内繁華街の夜間の人出増えても…小池知事「五輪はステイホームに繋がっている」

2021年8月6日 15時38分
小池百合子知事

小池百合子知事

 東京都内では新型コロナウイルスの感染が急拡大し、新規感染者が5000人を突破する一方で、主要な繁華街への夜間の人出は抑制しきれず、増加に転じたことを示すデータも出てきている。東京五輪が人出に影響しているとの見方もあるが、小池百合子知事は6日、定例記者会見で、「さまざまな方が五輪を応援しておられることがステイホームに繋がっている」とあらためて主張した。
 都が5日に開いた新型コロナウイルスのモニタリング会議では、直近7日間平均の夜間滞留人口が前週比3・6%減と微減にとどまり、週の後半には増加に転じたことが説明された。都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志センター長は「前回の緊急事態宣言時並みにまで人流を減らせていない。デルタ株(インド株)の強い感染力を考えると、ステイホーム率を徹底して高めなければ」と訴えていた。
 小池知事は6日の会見で、従来からの「五輪は人流の抑制に一役買っている」という認識を変えず、テレビ局の記者に向けて「ステイホーム比率と視聴率の関係とか、むしろ研究し、教えていただきたい」と求めた。人出の増加については、「どういう形でどういう世代の人がというのを確認していきたい。ミクロとマクロで見ていく必要がある」と詳しく分析する考えを示し、現段階で何が要因と考えているかは踏み込まなかった。
 24日に開会予定のパラリンピック大会の観客の扱いや、聖火リレーの公道での開催については、8日に五輪が閉会した後、国際パラリンピック委員会などとの5者協議で検討するとし、知事自身の考えは示さなかった。
 新型コロナ対策では、変異株「デルタ株」の感染力の高さを強調し、「法律上、『お願い』という形になります」と言及しながら、都民への対策の要請内容を列挙。発熱やせき、下痢などがある人に向けて「公共交通機関の利用をしない。利用を避けていただくことが必要」と呼び掛けたり、スーパーや百貨店に入店する人数の制限、職場でのテレワークの徹底などを求めたりした。

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