<新型コロナ>神奈川県、緊急性低い手術の延期要請 自宅・宿泊療養者は1万人突破 黒岩知事「医療崩壊が始まりつつある」

2021年8月6日 18時32分
定例記者会見で医療崩壊の危機を訴える神奈川県の黒岩祐治知事 =神奈川県庁

定例記者会見で医療崩壊の危機を訴える神奈川県の黒岩祐治知事 =神奈川県庁

 神奈川県は6日、新型コロナウイルスに感染した患者や、感染した疑いのある患者を受け入れる県内186の病院に対し、慢性期疾患などで担当医が延期できると判断した手術を当面停止するよう要請する通知を送った。黒岩祐治知事は同日の定例記者会見で「通常の医療提供は困難となり、医療崩壊が始まりつつある」と危機を訴えた。
 神奈川県内の新規の新型コロナウイルス感染者は6日、過去最多の2082人となり、初めて2000人を超えた。また県は同日、自宅や宿泊施設で療養している軽症や無症状の感染者が5日時点で1万509人になったと発表した。1万人を超えたのは初めて。
 
 同様の要請は昨年末~今年1月の感染者急増期に続き2回目。県によると、当時は形成外科や整形外科系、良性のポリープ切除などの手術を2カ月ほど延期した。今回は感染者の増加が急激で収束を見通せないため、3カ月は延期が必要という。
 県内の最大確保病床の使用率は5日に6割を超えており、13日に重症用、17日に軽症・中等症用の病床が満床になるという試算も明らかにした。入院待機者の発生が見込まれるため、入院待ちの患者が一時的に滞在し、受け入れ先の病院が決まるまで酸素投与を受ける「かながわ緊急酸素投与センター」を7日から使用するという。
 また県によると、自宅で療養しているのは605人増えて9786人。宿泊施設で療養しているのは57人減って723人。(志村彰太)

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