小田急線刺傷 対馬容疑者、女性に恨み「くそみたいな人生…サークルで見下され、出会い系で断られ」 

2021年8月7日 21時04分
小田急線車内で乗客が刃物で切られた事件で、警視庁成城署に入る対馬悠介容疑者=7日、東京都世田谷区で

小田急線車内で乗客が刃物で切られた事件で、警視庁成城署に入る対馬悠介容疑者=7日、東京都世田谷区で

 東京都世田谷区を走行中の小田急線快速急行の車内で、男が乗客を刃物で切り付けて逃走した事件。警視庁が殺人未遂の疑いで逮捕した職業不詳対馬悠介容疑者(36)は、青森県出身で、中央大学理工学部を中退した後、学校教材の運搬や工場勤務など職を転々としていたとされる。捜査関係者によると、「俺はくそみたいな人生。幸せそうな人生を送る女性を見ると殺してやりたいと思うようになった」と話しているといい、一方的に女性へのゆがんだ感情を募らせていったとみられる。

◆女性を敵視する発言繰り返す

 対馬容疑者は捜査本部の調べに対し「かつてサークル活動で知り合った女性に見下された」「出会い系サイトで出会った女性とデートしても途中で断られた」と女性を敵視する発言を繰り返しているという。
 対馬容疑者は川崎市内のアパート2階に1人で暮らしていた。住民の多くは「全く姿を見かけなかった」と話す。
 同じアパートの1階に住む70代男性は4年前に引っ越しのあいさつで訪ねた際、対馬容疑者から「2階の方が迷惑を掛けることが多いのに、わざわざありがとうございます」と言われた。「常識的で、あんな事件を起こすような人には見えなかった」と振り返る。

◆近隣住民、容疑者に「違和感」

 近隣の住民らによると、8月1日夕に対馬容疑者の部屋で火災報知機が鳴り、煙が出るぼや騒ぎがあった。住民の1人が、窓から顔を出した対馬容疑者に「大丈夫ですか」と声を掛けても反応はなく「違和感を覚えた」と話す。「事件が起きた小田急線は家族でよく使うので、被害に巻き込まれていたかもしれない。ただ、ただ、怖いです」とおびえた様子だった。(奥村圭吾)

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