小田急線刺傷 対馬容疑者 女子大生執拗に狙ったか、傷7カ所「勝ち組っぽく見えた」

2021年8月8日 23時29分
対馬悠介容疑者

対馬悠介容疑者

 東京都世田谷区内の小田急線車内で10人が刃物で切り付けられるなどした事件で、警視庁成城署捜査本部は8日、殺人未遂容疑で職業不詳対馬悠介容疑者(36)を送検するとともに、川崎市の自宅を家宅捜索し、スマートフォンなどを押収した。対馬容疑者は調べに「約6年前から幸せそうな女性を見ると殺したいと思うようになった」と話しているが、きっかけは判然とせず、捜査本部は解明を急いでいる。

◆女性と交際歴も

 「ムードメーカーで誰にでも優しく、先輩や後輩から慕われる存在だった」。約15年前、対馬容疑者と同じ大学のテニスサークルだった男性は本紙の取材に、当時の姿と事件とのギャップに驚きを表した。対馬容疑者は女性と交際していたこともあるといい、男性は「女性への恨みを募らせていたというのが信じられない」と話した。
 捜査関係者によると、「約6年前」に何があったかはっきりしていないが、対馬容疑者は調べの中で女性への恨みを繰り返し話しているという。捜査幹部は「大学時代から約15年間で、女性へのゆがんだ思いを蓄積させていった可能性もある」とみている。

◆牛刀で切りつけ 

 送検容疑は、6日午後8時半ごろ、成城学園前―祖師ケ谷大蔵間を走行する電車内で、都内の女子大生(20)の背中や胸など7カ所を牛刀(刃渡り20センチ)で切り付け、殺害しようとしたとされる。
 捜査関係者によると、対馬容疑者は6日昼、新宿区内の食料品店で女性店員に万引を指摘されていた。この店員を殺害するため再訪しようとしたが、閉店後と分かり、電車での犯行に切り替えたとみられる。調べに、女子大生を狙った理由について「派手な感じをした勝ち組っぽい女性に見えた」と話しているという。(奥村圭吾)

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