亡命のベラルーシ五輪選手、欧州大会のメダルを競売 母国の選手支えたい

2021年8月10日 10時13分
ツィマノウスカヤ選手=本人のインスタグラムから

ツィマノウスカヤ選手=本人のインスタグラムから

 【モスクワ=小柳悠志】東京五輪陸上女子のベラルーシ代表でポーランドに亡命したクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手(24)は9日、2019年の欧州陸上競技大会で獲得した銀メダルをネットオークションに出品し、収益金でベラルーシ国内で政治的な困難に直面しているアスリートを支援すると表明した。
 同選手はインスタグラムで祖国に残る反政権派の選手の立場などを考慮し、「私にとって大切なメダルを苦しむ選手のために役立てたい」とつづった。過去の大会で観衆の声援が支えになったことも振り返り「スポーツは私たちを結び付ける」と強調した。10日未明(日本時間)時点で、競売サイト「eBay」に出品したメダルは2万ドル(約220万円)を超えている。
 9日はベラルーシ反政権デモのきっかけとなった大統領選から1年だった。得票操作で6選したルカシェンコ大統領は同日の会見で、ツィマノウスカヤ選手について「亡命は本人の意思ではなく、何者かに操られたものだ」と持論を述べた。

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