振りきった、生ききった 「一発長打の大島くん」の負くっか人生


大島康徳
1,540円(本体:1,400円+税10%)
四六判 並製 216ページ 巻頭カラー
9784808310646

熱き野球人が遺した、最後のメッセージ
 がん闘病の末、6月30日に亡くなった元野球選手の大島康徳。高校生で始めた野球で1969年にプロ入りし、中日ドラゴンズではホームラン王を獲得、2度のリーグ優勝も経験した。ファイターズ移籍後には最年長で2000本安打を達成(当時)、引退後は監督としてチームを率い、2006年の第1回ワールドベースボールクラシックでは打撃コーチとして世界一に貢献した。
 華々しい経歴の裏には、もちろん苦悩や挫折もあったが、それさえも持ち前の明るさで乗り越えてきた。2016年に大腸がんで余命1年の宣告を受けたあとも野球評論家として活躍すると同時に、がんと共に生きる姿も隠さずブログに綴るなど、常に前向きに生き抜いた姿に励まされた人も多い。
 そんながむしゃらな野球人が綴った自伝。野球ファンなら目に浮かぶ、あの試合、あのシーン、あの選手の裏話も嬉しい。
 新聞連載の終了を待たずに逝った著者の希望に沿って、緊急追悼出版する。

大島康徳(おおしま・やすのり)
1950年、大分県生まれ。69年に中津工からドラフト3位で中日入り。
74年、82年と二度のリーグ優勝に貢献した。83年には本塁打王のタイトルを獲得。88年に日本ハムに移籍し、90年に通算2000安打を達成。94年に引退した。2000年から02年までは日本ハムで監督を務めた。06年には第一回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で王貞治監督の下、日本代表の打撃コーチを務め、世界一に貢献した。16年に大腸がんのステージ4で余命一年であることが判明。21年6月30日に逝去した。