東京のコロナ「制御不能、自分の身は自分で守る段階」都モニタリング会議

2021年8月12日 15時00分
小池百合子知事(東京都のユーチューブチャンネルより)

小池百合子知事(東京都のユーチューブチャンネルより)

 東京都の新型コロナウイルスのモニタリング会議が12日あり、都内の感染状況について専門家から「制御不能な状況だ。災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態」と報告された。医療提供体制については「深刻な機能不全に陥っている」とコメントされた。
 現在のペースで感染増加が続くと、2週間後の25日には、1日当たり5113人となるとの予測を示した。国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は「もはや災害時と同様に自分の身は自分で守る感染予防のための行動が必要な段階である」と強調した。
 東京都医師会の猪口正孝副会長は、医療体制は「ひっ迫している」とした上で「重症患者が急激に増加しており、救急医療や予定手術などの通常医療も含めて医療提供体制が深刻な機能不全に陥っている。現状の感染状況が継続するだけでも、医療提供体制の維持が困難になる」と述べた。
 重症者が11日現在で197人と過去最多となっているほか、「人工呼吸器、エクモによる治療がまもなく必要になる患者が高い水準で増加している」とし「集中治療室(ICU)などの人工呼吸器やエクモが使用できる病床の不足が危ぐされる」と説明。大曲氏と同じく、「災害時と同様に自分の身は自分で守る感染予防のための行動が必要な段階」と個々の感染防止を呼び掛けた。

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