「もはや災害級」神奈川は13日にも満床か 重症用病床使用率が9割超え<新型コロナ>

2021年8月12日 21時55分
救急車で到着した患者を運び入れる救急隊員や看護師ら

救急車で到着した患者を運び入れる救急隊員や看護師ら

 新型コロナウイルスの神奈川県内の重症用病床が11日時点で、使用率91.4%に達した。重症患者の増加ペースから計算すると13日にも満床になる。県は病床の追加確保に動いているが、患者の増加に間に合わない恐れもある。県医療危機対策本部室の担当者は「病床を増やすのに妙案はないが、限界以上に受け入れるしかない」と焦燥感を募らせている。

◆「若い世代の重症者増えている」

 県内では、8月に入り重症患者が急増。同月1日に74人だったのが1日平均で10人増え、全199床のうち182床が埋まっている。「若い世代の重症者が増えている」という。
 県は軽症・中等症用の病床を重症用に転換することや、他の診療を延期して199床より多くの重症用病床を確保することを病院に依頼し、各病院は対応を急いでいるという。しかし、軽症・中等症の入院患者も1日当たり31人増えており、全1591床のうち、11日時点で1162床が埋まり余裕はない。
 阿南英明・県医療危機対策統括官は「もはや災害級。(病床を増やしても)患者数がどんどん増え続けては追いつかない」として県民に「命を守る行動を」と感染防止の徹底を訴えている。(志村彰太)

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