<熱海土石流>盛り土の土地所有者らに計200億円の損害賠償請求へ 近く刑事告訴も

2021年8月13日 12時57分
多くの家屋をのみ込み海まで達した土石流=7月4日、熱海市伊豆山で(ドローンで撮影)

多くの家屋をのみ込み海まで達した土石流=7月4日、熱海市伊豆山で(ドローンで撮影)

 静岡県熱海市の大規模土石流で、伊豆山地区に住む被災住民らが13日、市内で記者会見し、起点の土地で行われた不適切な盛り土が原因の可能性があるとして、週明けにも土地の現所有者と前所有者を熱海署に刑事告訴する方針だと明らかにした。また、両者を相手取った損害賠償請求訴訟を9月中にも静岡地裁沼津支部に起こす。請求額は計200億円前後になる見通しという。
 記録的大雨と人的要因が複合的に重なり20人以上が犠牲となった異例の災害は、刑事事件に発展する可能性が出てきた。
 被災住民らによると、現所有者の男性は重過失致死傷容疑で、2011年まで土地を所有していた神奈川県小田原市の不動産管理会社は業務上過失致死傷容疑でそれぞれ告訴する。森林法違反容疑での刑事告発も検討するとしている。
 県によると、09年時点の計画で盛り土の高さは「15メートル」となっていたが、土石流発生直前は最大約50メートルだった。盛り土に、条例で設置が義務付けられた排水設備が設けられていなかった疑いもある。 (共同)

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