「感染拡大の反省がなければ、政治の声届かない」と記者…菅首相「自己評価は僭越だ」

2021年8月13日 19時01分
 菅首相と記者団との主なやり取りは次の通り。

◆「国民の生命守る」

Q 本日、東京のコロナ感染者数が過去最多を更新した。全国のコロナ感染者数は本日、2万人をはじめて超えた。東京は重症者数も過去最多となり、専門家からは救える命も救えない状況になりつつあるという声が上がってる。政府の現状認識は?
A まず各地で、過去最大の感染者数が続いている。それに伴って、重症者数も増加をしている。東京の医療体制、極めて厳しい状況にあるというふうに思っている。そうした中にあって、国民の生命を守るこれが政府の最大の責務であります。
 そういう中で、関係閣僚と議論した。自宅にいる患者には、必ず連絡が取れるようにし、自治体と連携をして例えば酸素の投与が必要になった場合、酸素ステーションを設置して、そこで対処する。そうした体制を速やかに構築するように関係大臣に指示した。
 
 また、非常に重症化防止に効果があると言われる、新しい薬、中和抗体薬は医療機関の中で治療できるようにする。同時に、そのための集中的に使用できる拠点を作って、そこでも行うことができるように、そういう体制を近いうちに整備をする。
 昨日の分科会、尾身会長の提言を受けて、関係団体としっかり連携して、商業施設などによる人流の抑制はしっかり取り組んでいきたい。お盆休みの方が、多くいらっしゃる。そうした中にあって、感染を防止する極めて大事な時期でもある。国民の皆さんにはご不便をかけますけれども、帰省や旅行、極力避けていただいて、そして、不要不急の外出をできるだけ、控えていただくように、政府としてもお願いを申し上げたい。

◆医療体制に全力尽くす

Q 4回目の緊急事態宣言ですが、効果があまり出ていないが、人流を減らすことに関して、何か新たな対策というのは取らないのか。
A 今、私申し上げましたように、医療体制はしっかり態勢を議論して、そうしたことに全力を尽くす、必ずご自宅にいる方には、連絡を取れるような体制を自治体と連携してやっていく。重症化に非常に効果があるといわれる、この中和抗体薬、ここもしっかり対象の患者の皆さんには、投与できる、そうした体制を構築している。

◆「やはりワクチン」

Q 感染拡大を招いたこれまでの総括や反省がなければ、国民に政治の声が届かないと思います。これまでの取り組みと、その結果を総理ご自身、どのように自己評価するか。
A 私自身、自己評価することは僭越だと思う。政府がやってきている、例えばこのワクチン接種状況、高齢者には7月いっぱいで、全て投与する、ここを実現させいただいた。また1日100万回を目指すという約束をした。これも130万回とか、あるいはその企業職域などにはプラス20万回とか。そうした形で1人でも多くの方に1日も早く接種をする。それと同時に、世界でロックダウンをする、外出禁止に罰金かけても、なかなか守ることができなかったじゃないですか。
 それに対して対応するために、やはりワクチンだということで、人流の抑制と同時にしっかり全力で取り組んできています。国民の皆さんに、大変ご不満があろうかと思いますけども、ワクチンでも10月の初旬までには、日本国民全員に2回、8割の希望する方に打てるような体制も作ってますから。とにかく全力で取り組んできたい、このように思います。
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