DaiGoさんの差別的発言「優生思想そのもの」 困窮者支援4団体が緊急声明で批判

2021年8月14日 21時28分
 DaiGoさんの差別発言に対し、困窮者を支援する一般社団法人「つくろい東京ファンド」など4団体は14日、「特定の人たちを社会から排除・抹殺することを正当化するのは、反社会的行為である」との緊急声明を発表した。謝罪についても「問題点を真に自覚していると評価できない」と、真摯な反省や発言の撤回を改めて求めた。

DaiGoさんの発言を受けて困窮者支援4団体がネット上で発表した緊急声明

◆14日夜に新たな動画「昨日の謝罪を撤回」

 DaiGoさんは14日夜、「昨日の謝罪を撤回いたします」というタイトルの新しい動画を配信。「先日の謝罪は僕個人の反省にしかなっていない。真の意味で謝罪になっていなかった」などと述べた。
 声明では、発言内容を「人の命に優劣をつけ、価値のない命は抹殺してもかまわない、という『優生思想』そのもの」と批判。貧困や生活困窮には社会的要因があり、生存権を保障するための仕組みとして生活保護制度があることへの「根本的な理解を欠いている」とした。
 DaiGoさんは13日の謝罪動画で「一生懸命、社会復帰を目指して生活保護を受けながら頑張っている人、支援する人がいる。僕が猫を保護しているのとまったく同じ感覚で助けたいと思っている人、そこから抜け出したいと思っている人に対して、さすがにあの言い方はちょっとよくなかった」などと語った。
 しかし声明は、自分から見て「頑張っている」かどうかで他者を評価しており、「他者の生きる権利について自分が判定できると考える傲岸さは変わりません」と指摘した。
 同法人の稲葉剛代表理事は取材に「命に優劣をつけていいという考え方は日本社会に根深く存在している。多くの人がその弊害を自覚し、克服するきっかけにできれば」と話した。声明は同法人のサイトなどで公開している。 (中村真暁)

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