静岡の火集め 東京に 県内でパラ聖火リレー始まる

2021年8月18日 07時51分

御前崎市での東京パラリンピック聖火リレーのスタートを待つ人たち

 二十四日に開幕する東京パラリンピックの聖火リレーが十七日、県内で実施された。今後聖火リレーを行う東京、千葉、埼玉では公道で実施しないため、菊川市と御前崎市が全国で唯一、公道での実施区間となった。
 リレーに先立ち、静岡市清水区の日本平夢テラスで、全三十五市町でおこされた火を一つに集める集火式が行われた。市町の職員が庭園を囲むように円をつくり、それぞれのランタンを胸の前に掲げると、ステージに設置された聖火皿からも大きな火が上がった。
 聖火リレーは、浜松市の四ツ池公園陸上競技場からスタート。土石流災害や新型コロナウイルス感染拡大の影響で、熱海市と静岡市の公道を走る予定だったランナーは同競技場を走った。
 国内唯一の公道走行となった御前崎・菊川市の区間は午後六時すぎに始まった。東京五輪の陸上男子200メートルに出場した御前崎市出身の飯塚翔太選手(30)らが第一走者として登場。写真を撮ろうとした人々で密になる場面もあり、区間全域でスタッフが「声を出さずに応援を」「マスクをして」と呼び掛けた。

東京パラリンピックの聖火リレーに登場した飯塚翔太さん=いずれも御前崎市で

 菊川にゴールするまでの四・一キロ、民家が並ぶ区域は少なく、来場者は隣の人と距離を取り、声援の代わりに拍手を送った。自宅前で走者を待っていた女性(63)は、コロナ下での公道走行に「微妙だけどね。せっかくだから応援しようと思って」と見守った。
 東京へ聖火を送り出す出立式では、パラリンピック・リオデジャネイロ陸上男子400メートルリレー銅メダリストの佐藤圭太選手(30)=藤枝市出身=が出立を宣言した。

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