若者から川崎市政に提言 10月の市長選に向けワークショップ 「教育」など3テーマで議論

2021年8月19日 07時29分

川崎市長選に向けた政策提言を考える高校生や大学生ら=幸区で

 十月二十四日投開票の川崎市長選に向けて若い世代から政策を提言しようと、ワークショップ「かわさき未来会議」が十六日、幸区の市産業振興会館で開かれた。オンラインと合わせ、高校生から二十代までの二十人が参加し、地域や学校の課題を語り合った。(安藤恭子)
 日本若者協議会関東支部主催、川崎市内を活動拠点とする二十五歳以下のネットワーク「かわさき若者会議」の共催で初の企画。参加者の関心が高い「若者の社会参画」「学校教育」「ジェンダー」の三テーマでグループに分かれ、課題解決のための政策を紙に張り出して考えた。
 「助けてほしいことがあっても、相談先が分からない。地域の縁も薄い」と課題を口にしたのは、川崎区の大学二年小林宏奈さん(19)。中原区の高校三年青山洸(こう)さん(17)は「コロナ禍で子ども食堂も『怖い』と、できなくなった。誰でも来られるような、地域の居場所があれば」と話した。
 教育について考えたグループでは「校則をはじめ、学校運営に自分たちも関わりたい」「それが主権者教育につながるよね」と話し合う姿も。「望まない妊娠などの解決策として学校で『包括的な性教育』を行おう」「いじめが放置されないよう、学校に統治のための第三者機関をつくる」「社会に出る前の高校三年で『化粧』の授業を」といった斬新な提案も出た。
 今後は主催側で原案をまとめて参加者間で共有し、九月にも政策提言を完成。提言を市長選の各候補者に手渡し、政策への反映を求める。
 かわさき若者会議の中野絢斗さん(24)=高津区=は「選挙権や被選挙権がない高校生や二十代の声は、なかなか政治に拾い上げてもらえない。候補者に若い世代の考えを知ってもらうきっかけになればと企画した。コロナ禍で行動が制限される中、身近な地域で何かを実現したい人の受け皿にもなりたい」と話した。

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