<新型コロナ>米国が9月からワクチン3回目接種へ WHOは途上国優先を求めるも

2021年8月19日 09時45分
バイデン米大統領=18日、ワシントンで(AP)

バイデン米大統領=18日、ワシントンで(AP)

  【ワシントン=金杉貴雄】バイデン米政権は18日、新型コロナウイルスワクチンを2回接種し、8カ月経過した18歳以上の国民全員に対し、9月20日から3回目の接種を行う方針を明らかにした。
 ファイザーとモデルナ製の接種者が対象。1回接種型のジョンソン・エンド・ジョンソンの接種者は、さらにデータを検証し、数週間後に方針を示すとした。
 政権の対策チームは、ワクチンを2回接種した人も6カ月後ごろから感染し、軽症や中等症になる例が増え始めていることや、インド由来のデルタ株の流行に伴い感染予防効果が92%から64%に低下したことなどを示した上で、3回目接種で抗体量が大幅に増え、効果が高まると説明した。
 世界保健機関(WHO)は、ワクチン接種が遅れている途上国などへの供給を優先するように求めているが、バイデン大統領は「米国民と海外への支援は両立できている」と強調し、米国内で3回目接種を進める考えを示した。
 米国ではワクチン効果で感染者が一時大幅に減ったが、デルタ株の拡大で1日の新規感染者数が1週間平均で13万人に達している。1日の死者数も平均で600人を超え、1カ月前の3倍近くとなっている。

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