萩生田文科相「一斉休校要請せず」、検査キット配布や換気で感染対策 自民からは反論「その程度で…」

2021年8月20日 21時36分
萩生田文科相

萩生田文科相

 萩生田光一文部科学相は20日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた一斉休校について「国から全国一斉で要請することは考えていない」と述べた。来月12日まで29都道府県に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用されているが、地域ごとに状況は異なるとして、感染状況に応じて各自治体ごとに休校や学級閉鎖などを判断すると説明した。

◆感染防止の徹底は要請

 萩生田氏は「学校は学習機会や学力のみならず、身体的、精神的な健康を保障する福祉的な役割も担っている」とし、一斉休校要請に否定的な考えを示した。政府は学校の感染防止対策として、抗原検査キットの配布などを行い、リスクの高い活動の見直しや教室の換気徹底などを求める。
 加藤勝信官房長官は20日の記者会見で、4月から7月までの感染状況について「3~15歳の自宅での感染が約6割から7割強、16~18歳では学校などでの感染が約5割弱」と説明した。

◆自民議員「あぜん…」

 政府は一斉休校に慎重だが、自民党からは夏休み明けの1カ月程度は休校も含む徹底的な対策をとるよう求める声も上がる。
 新型コロナ対応を巡る19日の党会合で「夏休み明けに学校を再開していいのか」などの声が相次いだ。これを受け、下村博文政調会長らは20日、文科省の担当者から政府の対応を聴取した。
 同席した後藤田正純衆院議員は「若者への感染拡大に対する政策が(学校の)換気や抗原キットの配布程度であぜんとした。『空振りでもいいから、最悪を想定してあらゆる手段を』とお願いした」と記者団に語った。(川田篤志)

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