コロナ禍の川崎市「本当にぎりぎり」危機感を共有 市長や市医師会会長らがオンライン座談会

2021年8月24日 06時59分

川崎のコロナ禍の課題が話し合われたオンライン座談会

 コロナ禍の川崎市の現状と今後の展望を考えるオンライン座談会「川崎くらしとみらい会議」が二十一日、開かれた。市内の行政、医療福祉、経済界の関係者、タウン紙の編集者らが話し合い、危機感や、まちの課題を共有。約五十人が視聴した。(安藤恭子)
 地域の医療従事者らにエールを送る企画を展開している「Kawasaki Thanks Bridge Project実行委員会」が開催。
 福田紀彦市長はコロナ患者の受け入れ病床を増やす以上のスピードで感染者が急増しているとして、「本当にぎりぎり。通常医療の集中治療室(ICU)を使ってもオーバーフローしている」と状況を評した。
 市医師会の岡野敏明会長は「自宅療養者が増え、会員にも呼びかけて往診や電話・オンライン診療の対応をしている」と話し、自宅療養者の不安解消や入院調整につなげている現状を報告。感染リスクの高い妊婦を対象に、ワクチン接種をできる医療機関の確保も調整しているとした。
 川崎商工会議所の草壁悟朗会頭からは、経済を回すための接種証明書「ワクチンパスポート」活用や、生活困窮者支援への要望も出された。民生委員の大矢浩司さんは、感染防止のため自宅訪問が困難な現状を踏まえ「連携がとれる高齢者向けアプリの提供など、ネット弱者を救う取り組みを」と行政に提案した。

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