パラ学校観戦、取りやめ相次ぎ13万8000人から2万人に参加者大幅減

2021年8月24日 21時27分
国立競技場

国立競技場

 東京都は24日、東京パラリンピックの観戦機会を児童や生徒らに提供する「学校連携観戦プログラム」に、4区市と都立学校、私立学校の児童生徒ら計2万4353人が参加予定と明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大で取りやめが相次ぎ、当初見込みの約13万8000人から大きく減ることになった。
 都教委によると、参加予定の自治体は新宿、渋谷、杉並区と八王子市で計119校2万94人。都立学校は、広尾、松原、荒川商、久留米西の各高校と桜修館、南多摩の両中等教育学校の計6校489人。ほかに港区が参加を検討しているという。
 観戦するのは25日~9月5日で計9会場。25日は渋谷区の2校と都立学校2校が国立代々木競技場など2会場で観戦予定。
 また都私学部によると、私立学校は幼稚園と中学、高校の22校3770人が参加を希望した。
 都は18日時点で、8自治体約13万人と都立学校23校の約2000人、私立学校36校の約6000人が参加意向を示していると説明していた。だが、競技会場の集まる江東区や江戸川区が24日、感染拡大を理由に中止を表明。これに先立って墨田区も中止を決めていた。都立学校も特別支援学校の約1500人が取りやめた。
 都は観戦にあたり、希望する児童生徒や教職員に新型コロナのPCR検査キットを配布し、事前に唾液採取による検査を受けてもらうなどの対策を行う。
 都教委の担当者は「各自治体や学校現場はギリギリまで悩み、教育的効果を見いだして決定している。われわれも同じ思い」と観戦の意義を強調。18日の都教委臨時会で委員5人のうち出席した4人が観戦に反対意見を述べたことについて、「この間、委員に検討状況を報告し、十分な意見交換をしながら進めてきている」とした。(土門哲雄)

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