将棋・藤井聡太王位、初防衛 難敵の豊島竜王破る 9月に叡王戦最終局、最年少三冠目指す

2021年8月25日 22時54分
 将棋の藤井聡太王位(19)=棋聖=に豊島将之竜王(31)=叡王=が挑戦していた、お~いお茶杯第62期王位戦7番勝負(東京新聞主催、伊藤園特別協賛)の第5局は25日、徳島市の渭水苑で指し継がれ、午後4時47分、先手番の藤井が77手までで勝ち、対戦成績4勝1敗で初防衛を果たした。

「お~いお茶杯第62期王位戦」で初防衛を果たし、花束と色紙を手にする藤井聡太王位=徳島市内のホテルで

 持ち時間各8時間のうち、残りは藤井1時間52分、豊島13分。
 今シリーズは豊島の先勝で開幕したが、藤井が第2局で劣勢の将棋を逆転勝利した後、一気に4連勝。開幕前、対戦成績で1勝6敗と苦戦していた難敵を破った。藤井は7番勝負を振り返り、「勝った将棋も苦しい場面が多く、内容的には押されていた。自分に足りない部分が見つかったので、今後に生かしたい」と話した。
 藤井は7月の棋聖戦5番勝負で、渡辺明名人(37)=棋王、王将=の挑戦を3連勝で退けたのに続く連続防衛で、二冠を堅持。立場を替え、挑戦中の叡王戦5番勝負では、豊島に対し、現在2勝2敗。9月13日の最終局で史上最年少の三冠を目指す。

ふじい・そうた 2002年、愛知県瀬戸市生まれ。杉本昌隆八段門下。12年、6級で奨励会入会。16年、四段昇段(プロ入り)。デビューから負けなしで歴代最多の29連勝。20年、史上最年少の17歳11カ月で初タイトルの棋聖を獲得。同年、王位奪取で最年少の二冠と八段昇段を達成。21年、棋聖防衛でタイトル通算3期となり、史上初の10代九段に昇段した。

次ページに戦況の詳報
前のページ

関連キーワード


おすすめ情報

囲碁将棋の新着

記事一覧