電動キックボードで「危険運転」初適用 警視庁が23歳女性を書類送検 無免許、赤信号無視で人身事故

2021年8月26日 11時25分
警視庁

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 無免許で電動キックボードを運転し赤信号を無視して人身事故を起こしたとして、警視庁は26日、自動車運転処罰法違反(無免許危険運転致傷)などの容疑で東京都新宿区の飲食店従業員女性(23)を書類送検した。電動キックボードの危険運転致傷容疑の適用は全国初とみられる。
 電動キックボードを巡っては、都内で今年1月~8月24日に34件(人身10件、物件24件)の事故が発生。全国でもひき逃げや酒気帯び運転容疑などで摘発が相次いでいる。
 書類送検容疑では、6月2日午後7時10分ごろ、新宿区新宿3の都道交差点で電動キックボードを無免許運転し、赤信号を無視して時速約20キロで直進。左側から来たタクシーと衝突し、乗客の40代男性の頭に軽傷をさせたとされる。女性は右手の骨を折る重傷。
 同庁交通捜査課によると、女性は「免許が必要だと知っていた。赤信号で事故を起こしたのは間違いない」と容疑を認めている。
 女性の電動キックボードは道交法上「原動機付き自転車」に当たる。公道を走るには運転免許が必要で、ナンバープレートやミラーなどの設置が義務付けられていたが、女性はいずれも怠っていたとされる。女性は昨年9月、家電量販店での購入時に店から「このままでは公道を走れない」と説明を受けていた。
 同課は女性と乗客にけがを負わせたとして、60代のタクシー運転手の男性を同法違反(過失傷害)の疑いで書類送検した。

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