東京のコロナ感染「制御不能が続く」…10代以下の割合増「夏休み明け、健康観察徹底を」

2021年8月26日 23時32分
東京都のモニタリング会議後、報道陣の取材に応じる小池百合子知事

東京都のモニタリング会議後、報道陣の取材に応じる小池百合子知事

 新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議が26日開かれた。専門家は、1日あたり新規感染者数が4300人超で推移している現状を「制御不能な状況が続いている」と指摘。さらに「お盆明け以降、特に40~64歳の中高年層の繁華街での人流が増加している」として、家庭内や職場内へのさらなる感染拡大に強い危機感を示した。
 会議では、7日間平均の新規感染者数が1日あたり4300人を超すペースで発生し、重症者数も25日時点で277人と過去最多を更新していることを報告。新規感染者に占める10歳未満と10代の割合は、3週間連続で上昇した。
 都医師会の猪口正孝副会長は「現在の感染状況が続けば、医療提供体制の限界を超え、救える命が救えない状況がさらに悪化する」と懸念を示した。
 東京iCDC専門家ボードの賀来満夫座長は「夏休み明け、2学期の開始にあたっては児童生徒や先生方の健康観察の徹底が重要だ」と注意を促した。
 繁華街の夜間滞留人口について、都医学総合研究所の西田淳志・社会健康医学研究センター長は「中高年層のハイリスクな行動は、自身の命を危険にさらすだけでなく家庭や職場での感染拡大の引き金になる」と訴えた。(小倉貞俊)

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