百里基地にオスプレイ初飛来 住民ら抗議「欠陥機飛ばすな」

2021年8月27日 07時38分

百里基地上空を飛行するオスプレイ

 陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備されている輸送機V22オスプレイ一機が二十六日、航空自衛隊百里基地(小美玉市)に初めて飛来し、旋回訓練を実施した。基地周辺では、地元住民らが抗議活動を展開した。
 オスプレイは午前十一時ごろ、基地の滑走路上を低空飛行し、着陸はせずに高度を上げた。十分後にも同様の訓練を繰り返した。
 基地に反対する市民団体や政党でつくる「百里基地反対連絡協議会」は、午前十時から基地の正門前で抗議集会を開き、約六十人が「オスプレイいらない、欠陥機飛ばすな」と声を上げた。
 地元の行政区長で構成する「百里飛行場周辺整備協議会」の長島洋治会長(73)ら五人は基地正門前に詰め掛けた。長島会長は、応対した職員に「中止の申し入れが聞き入れられず、残念だ。百里でのオスプレイ訓練を実施しないことを強く求める」と迫った。
 島田穣一市長は「住民説明会を実施する前に飛来したことは誠に残念だ。住民への丁寧な説明を引き続き要望する」とのコメントを発表した。
 北関東防衛局は今回の初飛行については市の求めに応じ、実施日時を事前に連絡した。市は今後も事前連絡を求めているが、現時点で回答はない。同防衛局によると、次の訓練予定は決まっていないという。(保坂千裕)

オスプレイの訓練に抗議する地元住民ら=いずれも小美玉市で


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