東京・渋谷のワクチン接種「なぜ打てないのか」打ち切りに1万件超える電話 28日から抽選に

2021年8月27日 20時18分
「渋谷区立勤労福祉会館」前で整理券の配布を待つ人たち

「渋谷区立勤労福祉会館」前で整理券の配布を待つ人たち

 新型コロナウイルスのワクチンが行き渡っていない若年層が予約なしで受けられる東京・渋谷の接種センターが27日開設され、早朝から多くの人が訪れて予約が打ち切られる中、東京都のワクチン接種のコールセンターや担当部署には午前だけで1万件を超える苦情や問い合わせの電話が寄せられた。こうした事態を受け、都は28日から先着順の整理券の配布から抽選方式に変更すると発表した。
 都によると、電話は「並んだのになぜ受けられないのか」「見通しが甘い」といった苦情のほか、「予約制にしてはどうか」との意見や今後の見通しを尋ねる内容だった。
 
 今回の問題を受けて、都は28日から午前9時から10時半の間に会場となる渋谷区立勤労福祉会館に来た人全員に抽選券を配布し、11時半にラインやツイッターで抽選結果や接種時間を通知するという。接種は1日約300人を予定している。都内の在住者と通勤、通学で訪れる16歳から39歳が対象。接種券と身分証があれば受けられる。米ファイザー製を使用し、10月8日まで、月曜日を除く原則毎日行う。
 抽選方式を取ることに、ネットなどでは「密」を生むのでは、との指摘も出ているが、担当者は「今回は来てふらっと受けるというのが事業の趣旨。ネットを使えば予約になってしまうので、抽選にした」と説明している。
 また新たに若者らへの予約枠を拡大するため、乃木坂接種会場、都庁南展望室、都庁北展望室の両接種接種センターでのワクチン接種の対象を16-39歳の都内在住、在学、在勤者に広げ、8月30日午前10時から予約を受け付ける。

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