痴漢被害の防止に本腰を 日本若者協議会がネットで署名活動

2021年8月28日 10時56分
署名活動サイト「change.org」から

署名活動サイト「change.org」から

 若い世代の声を政治に届けようと活動している一般社団法人日本若者協議会(室橋祐貴代表理事)は、痴漢被害の防止に本腰を入れるよう政府・与党などへ求めるネット署名活動を行っている。学校の新学期が本格化するのを前に「痴漢被害を泣き寝入りさせないためにも具体的な対応が必要」と世論に訴えかける。
 要望は10項目。性暴力被害者に対する必要な支援が1カ所で完結する「ワンストップ支援センター」について、PRを強化して認知度を高めるよう求めた。痴漢を含めた性犯罪に遭遇した場合にどう対処するかの教育や、加害者への性犯罪再発防止指導の強化、女性専用車両と駅や車内の防犯カメラ増設なども必要とした。被害に遭って学校に遅刻した場合、被害者が遅刻や欠席扱いとならないようルール作成も盛り込んだ。
 文部科学省で26日、同協議会ジェンダー政策委員のメンバーらが記者会見。高校3年の阪本瞳さん(18)は「痴漢被害に遭ってしまった人からの『被害を訴えてもしょうがない』『毎日のことなので慣れてしまった』という声も多いが、それですませてはいけない」。「痴漢を目撃した時、具体的にどう行動したらいいのかというガイドラインも作成してほしい」と求めた。
 署名と要望書は9月中に政府・与党と野党各党へ提出するという。署名活動サイト「change.org」で受け付けている。「本気の痴漢対策を求めます」で検索。28日午前10時時点で約2万4000人が署名している。 (小松田健一)

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