行方市長選 候補者の横顔

2021年8月31日 07時42分
 行方市長選は、新人で会社役員の山口律理氏(70)と、三選を目指す現職の鈴木周也氏(49)がいずれも無所属で立候補し、一騎打ちの構図となった。選挙戦では、人口減対策や新市庁舎建設の是非などを争点に論戦が繰り広げられている。二人の横顔を紹介する。(保坂千裕)
 (届け出順)

◆山口律理(やまぐち・りつり)氏 (70) 無新
 無投票阻止へ挑戦再び

 「最後のご奉公だと思い、地域に骨をうずめるつもりで出る決意をした」。現職以外に出馬表明がなく、無投票の様相を呈していた市長選に、しびれを切らして出馬した。市長選への挑戦は、前回二〇一七年に続き二度目となる。
 市民として現市政を見ていると、市は大型事業を進んで発注し、民間にもうけさせているように映った。周囲からも、市の財政が疲弊していくという意見も出ていた。
 市の三つの分庁舎を統合し、新庁舎を建設する計画は撤回が妥当だと考える。
 「市がつぶれかけているにもかかわらず、建設するのは本末転倒だ」と批判する。必要な耐震補強をしつつ、インターネットを活用して庁舎間で連携を図り、現在の分庁方式を維持するとしている。
 「鉄道があるかないかでステータスが決まる」と、近隣の茨城空港(小美玉市)までのつくばエクスプレス延伸を訴える。資金は、太陽光発電の売電などで捻出する。
 趣味はパソコンの組み立て。一人暮らし。

◆鈴木周也(すずき・しゅうや)氏 (49) 無現<2>
 若者定住促進に手応え

 一日の始まりは、いつのまにか自分の担当となっている愛犬の朝の散歩から。時間は二十分程度で、考え事をするにはちょうど良いという。
 二期までの自己評価は八十五点。若者の市内への定住促進や新規就農支援の成果が出始め、廃校舎への民間企業誘致なども進行している。
 「まいた種から芽がでてきた。これを大きく育てたい」と三期目への意欲をみせる。三庁舎の統合や東関東自動車道の延伸を今後の課題に挙げる。
 座右の銘は「精力善用、自他共栄」。自身が五段の腕前を持つ柔道の世界でよく使われる言葉で、自分の力は社会のために使い、相手がいるからこそ自身の技も磨けるという意味を持つ。「市民と一体となり栄えていこう」と心掛ける。
 特技は金魚すくいで、非公式では三分間で三十五、六匹をすくったことも。趣味はスキーやスポーツ観戦で、鹿島アントラーズのサポーターでもある。大学生の長男、次男は県外で暮らし、同居は妻、三男、母の三人。

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