東京五輪組織委が未使用の医療用備品を大量廃棄 マスク660箱、医療用ガウン3420着、消毒液380本

2021年8月31日 21時09分
 東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、新型コロナウイルス感染対策で購入した未使用の医療用備品を廃棄していたと発表した。五輪競技が行われた9カ所の競技会場で、50枚入りマスク660箱、ガウン3420着、手指消毒液380本を捨てていた。組織委の山下聡大会運営局長は「あってはならないこと。おわび申し上げる」と謝罪した。
 組織委によると、廃棄されたのはそれぞれの購入量のうち7~12%に当たり、総額は約500万円相当。9会場は有明アーバンスポーツパーク(東京都江東区)、大井ホッケー競技場(同品川区)、潮風公園(同)など。
 備品は会場内の医務室に配備。無観客開催となった上、コロナ感染が疑われる選手の来室が想定より少なく余った。医務室に詰めた医師や看護師に譲ったが、撤収期限までに配りきれず、各会場責任者の判断で捨てたという。
 山下局長は「撤収期限後、備品を一時的に保管する場所を用意しなかった私の責任」と陳謝。パラリンピックでも余剰が想定されることから、保管場所を確保した上で地元自治体などと譲渡先を調整する。
 8日に閉幕した五輪では運営スタッフ用の弁当が13万食余り、捨てられていたことも明らかになっている。(原田遼)

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